2008年05月10日


「人気ソフト」ランキングから見る、Wiiウェアの行方…



Wiiの新作ソフトを低価格でダウンロード購入できるのが、今年3月より始まった「Wiiウェア」。今月7日にも新たなソフトが1本加わりましたが、いまいち盛り上がりに欠けているような…。売り上げも上がっていないようで、ソフトの新ラインナップも発表されない。…どうなるWiiウェア?


Wiiウェアは、手軽な価格でお気軽に遊べるWii用ソフトがダウンロード購入できるシステム。Wiiのチャンネルのひとつ「Wiiショッピングチャンネル」から購入できるのですが、ここには「人気ソフト」と言う項目があります。これって、つまりは売り上げ順のランキングと思っていいのでしょう。

Wiiウェアが始まってすぐの頃のランキングでは、1位は「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル」でした。1,500円相当の低価格ながら、美しいグラフィックと人気シリーズの肩書きを持つ作品と言う事で、当然と言えば当然の結果だったかもしれません。

さて、5月7日にはiPod用アプリとして800万本のセールスを誇ると言う、「ブロック ブレーカー デラックス」が新たにWiiウェアとして販売されています。人気ランキングはどのように動いているでしょうか…


  2008年5月10日の人気ランキング

さて、Wiiショッピングチャンネルの人気ソフト順を見てみましょう。

1位「みんなのポケモン牧場」
2位「小さな王様と約束の国」
3位「ことばのパズルもじぴったんWii」
4位「おきらくピンポンWii」
5位「Dr.Mario&細菌撲滅」
6位「みんなでパズループ」
7位「Star Soldier R」
8位「天使のソリティア」
9位「ブロック ブレーカー デラックス」
10位「LONPOS」
11位「サクサク アニマルパニック」

大きな動きは無いようですが、発売直後1位を保っていた「小さな王様と約束の国」に変わって「みんなのポケモン牧場」が1位になっています。これってもしかしたら、こどもの日需要でしょうか?

「こどもの日だからゲーム買って上げるよー」って言われて、喜んでいたら、実はこれだったとか(笑) 1,000円相当なので安上がりでいいですけど、お子様は喜ぶかなぁ…?(笑)

3位の「もじぴったん」はおもしろいゲームですし、1,000円相当で買えるなら非常にお買い得でしょう。人気が高いのもうなずけます。また、4位の「おきらくピンポン」も、500円相当とお手ごろながら、Wiiリモコンが得意とするスポーツゲームが楽しめるので納得です。

いまいち伸びが悪いのは5位「Dr.Mario & 細菌撲滅」でしょうか。Wiiのユーザーは、ゲームになじみが少ない人も多いでしょうから、アクションパズルゲームの本作は、ちょっと難しそうに思えるのかもしれません。


  Wiiウェアは売れてない?

そして、残念ながら、新発売になったばかりの「ブロック ブレーカー デラックス」は現在9位(全11ソフト中)と、伸び悩んでいるようです。…ちょっと辛口批評をしちゃいますけど、そりゃiPodや携帯電話で遊ぶ人とWiiで遊ぶ人、全く違うでしょ。それに、新作とは言え、Wiiでわざわざ800円相当のブロック崩しを遊びたいと思う人がどれくらいいるのか…。

さて、Wiiウェアについて、任天堂の岩田社長は、先日の決算説明会でいくつかの事を話しています。気になる「Wiiウェアによる収益(売り上げ)」については、具体的な事を述べませんでした。でも、岩田社長、正直な人なんですかね、あまり売れていないと言う事を間接的に述べているようでした(^^;;;

ただ、一部のメーカーさんで、すでに次を考えていると言う事も述べられていて、じゃ、つまり、一部のメーカー(恐らく 小さな王様と約束の国を作っているスクウェア・エニックス)以外は、かなりひどい状況になっちゃったんじゃ、と言う風にも取れちゃいます。


  ハドソンは力を入れているようですが…

という訳で、今のところうまく行ってないようにも見える「Wiiウェア」。発表されている今後の予定として、ハドソンからWiiでカラオケができる「Joysound Wii(ジョイサウンドWii)」が予定されています。

でも、せっかくWiiウェアで買えるのに、専用マイクをお店で買わないといけない事など、ちょっと微妙な流れも感じます。2008年春発売予定だったのが、現在は発売日未定になっちゃってるのも気になります。

ハドソンは他にもたくさんの予定を発表していて、6月には「ボンバーマン」を予定。7月はWi-Fi対戦も行える「テトリス」。芸が無いと言えばそれまでかもしれませんが、遊びやすい定番パズルですので、価格と出来栄え次第で人気は出そうです。

8月には、過去のPCエンジン用ソフト「エイリアンクラッシュ」をリメイクしたものを、Wiiウェアとして発売予定とか。なるほど、過去のソフトを、バーチャルコンソールとして発売するだけでなく、グラフィックやマップなどを変更してWiiウェアで安く発売する方法もあるわけですね。

ただし、これらはWiiウェア発売直後(3月28日)に発表された物。同社がすでに発売している「Star Soldier R」もあまり人気が高くないし、他のメーカーのソフトを含めて、あまりにも売りあがっていない状況があるとすれば、お蔵入りになる可能性だってあるかもしれない…。


  Wiiウェアの今後はどうなる?

こんな感じで、任天堂の新機軸、Wiiウェアについて、ちょっとネガティブ視線で見てみました。実際、ダウンロード販売なんて、ソニーやマイクロソフトと言ったほかのメーカーもすでにやっているわけですし。ソフト次第ですかねー。

ただ、任天堂の悩みはもっと根本的なところにあるようです。それは、Wiiの「ネット接続率」。去年の末からはNTTとの競合により、より簡単にWiiをインターネットに接続するサービスなども開始していますが、こちらもうまくいってないようです。

結局、「Wiiをネットにつなげる魅力」の方を先に増やしていかない事には、いくら簡単にネットにつなげますよーと言ったところで、お金ばかりかかるわけですから、誰も乗りませんよね。

それでなくても、Wiiはライトユーザー、特に「Wii Sports」や「Wii Fit」のために買ったと言う人も多いでしょうから、何かもっとネットにつなげる事が前提のライトユーザー向けミリオンソフトなんかが出てこないと難しいのかもしれません。

Wiiウェアは作る方にもメリットが多く、負担も少ないわけですから、「このWiiウェアのためにWii本体も買って、ネットにもつなぐぞー」みたいな、オバケソフトが出てくる事を夢見て待ちましょうか…(笑)


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