2008年04月12日


コピーワンス番組もダビングできるビデオキャプチャ、I-ODATA「GV-VCP/PCI-I」

I-O DATA ビデオキャプチャ GV-VCP/PCI-I 

ジャンク屋さんに500円で売ってました(笑) 随分古いものなのでドライバが存在するのかどうか、はたまたまともに録画できるか不安もありましたが、ともかく購入。そして、若干の問題もなんとかクリアし、結果は(ほぼ)バッチリ。設定方法やドライバの入手先など、詳しくご紹介します。


※ご注意※ コピーワンス放送、デジタル放送に限らず、番組を録画して楽しむ場合は、著作権の侵害がないよう、十分にご注意下さい。

  大昔の物ながら奇麗に録れます

今回ご紹介するのは、大昔に発売されたI-O DATA製「GV-VCP/PCI-I」、PC用のビデオキャプチャカードで、PCIカード仕様になっています。もちろん現在は製造されていない代物です。大昔の物ゆえに、BSデジタル、地上デジタルなど、デジタル放送のコピーガード「コピーワンス」に対応しておらず、回避や解除と言うよりも、ただ普通に録画(ダビング)できてしまいます。

詳しく試していませんが、マクロビジョン(アナログコピーガード)もスルーしているような…。もちろん、解像度はアナログどまりですが、それなりに奇麗にキャプチャできます。

I-O DATA ビデオキャプチャ GV-VCP/PCI-I

当時の公式資料では最大640×480でキャプチャできるとありますが、720×480でも問題なくキャプチャできていますし、それ以上も可能かもしれません。また、非公式のようですが、Windows2000やXP、Vistaでも使えるハードウェアドライバが公開されているので、主流のOSが変わった現在でも使い続ける事が可能です。

ただ、すでにこのキャプチャカードを手に入れていても、うまく使えてない人も多いかもしれませんし、設定方法はどうなのか、ドライバはどこから拾ったらよいかなども、なかなかわからないと思います。という訳で今回、詳しくご紹介したいと思います。


  まずは、ドライバーを入れよう

ドライバーはこちらから入手できます。

WDM Video Capture Driver

ここにある「btwdmdrvinstaller5.3.8.zip」をダウンロードし、解凍、中にある実行ファイルを実行します。インストールの時、いくつか設定がありますが、よくわからないので(笑)、とりあえず次のように設定していけばOKでしょう。


「Install this Driver」を選び「次へ」をクリックします。


内容に同意し「Accept」をクリック、「次へ」をクリックします。


「Select TV Tuner Model used in your Card」は「[016] - Philips NTSC_M[mk2]」を選択します。


「Select your country」は「[112] - Japan [81 ,NTSC_M Japan]」を選択。


「完了」を押してインストールが完了します。


  キャプチャソフトを設定する

キャプチャソフトは、WDMビデオキャプチャ対応の物ならなんでも使えます。フリーソフトで有名なところでは、「hunuaa(ふぬああ)」があります。それでも良いのですが、すごろーは「Virtual VCR」を使っています。ここは、好みで選んでも問題ないでしょう。

Virtual VCR
ふぬああ

Virtual VCRのソフトをインストールし、起動したら、以下のように設定します。


「Use Custom Settings」をチェックし、Frame Sizeを「720×480」に。Frame Rateは「29.970」。画像圧縮(Use Compression)は状況に応じて設定して下さい。写真では「FastCodec」(後述)を使用しています。


「Capture File Name」には、録画されたファイルが保存される場所とファイル名を指定します。表示では日本語が文字化けしてしまいますが大丈夫です。「Insert time stamp into file name」をチェックして、タイムスタンプをファイル名に追加しておけば上書きされずに次々とキャプチャする事ができます。「Add compatibility index to AVI file」をチェックしておけば、エクスプローラー上のアイコンにプレビューが表示されます。


画質設定はこのように設定しています(明るさ-5、コントラスト100、色合い0、鮮やかさ100(自動にチェック)、鮮明度75、ガンマ140(自動にチェック)、ホワイトバランス0、逆光補正1)。一般的なPCモニターでは、液晶テレビよりも若干暗めに感じる程度に設定しないと白飛びしてしまう事がありますのでご注意。


環境により異なるかもしれませんが、「Use Smart Tee Filter for Preview」をチェックする事で、ソフトのウインドウ内に入力映像のプレビューを表示する事ができます。


ビデオキャプチャとオーディオデバイス、録画するソースを選択します。

I-O DATA ビデオキャプチャ GV-VCP/PCI-I
録画ソースについては、「GV-VCP/PCI-I」には端子が3つ(ピン端子(RCA)×2、S端子×1)ありますので、接続した端子に合わせて設定を変えて見てください。なぜか「Video Tuner」扱いになる端子もありますが…

最後にフロッピーディスクのアイコンをクリックするなどして「現在の設定をデフォルトとして保存」しておいて下さい。これを忘れると、起動するたびに初期設定に戻ってしまいますので…


これで、録画ボタンを押すだけで、いつでもムービーをキャプチャする事ができるようになりました。


  ハードウェア環境と圧縮

このビデオキャプチャは原始的なキャプチャで、非常に単純な仕組みになっています。キャプチャカードは、入力端子に入った映像を静止画に変えて送り続けるだけで、実際にムービーに変換するのはキャプチャソフトウェアがにないます。

なので、逆に言えばどんなキャプチャソフトでもOKですし、ソフト次第でMPEG2キャプチャにも、AVIキャプチャにもなります。ただし、取り込みの限界はCPUパワーやハードディスクの速度が大きく影響します。すごろーの環境(Windows Vista Ultimate、Core2Duo 2.66GHz、7200rpm HDD、メモリ2GB)では、無圧縮AVIで録画している場合に他のディスクアクセスが起こると、ドロップ(コマ落ち)する事があります。

AVIでキャプチャする場合は、適当なコーデックを用意して適度に圧縮するといいでしょう。すごろーは、可逆圧縮の「fast codec」を利用しています。可逆圧縮のため基本的に無圧縮と比べた画質劣化はありませんが、無圧縮の3〜6分の1ほどのサイズで保存できるので便利です。ドロップする確立も幾分か減ります。

FastCodec【VideoSoft】

AVIで録画したファイルは、AVI Util、TMPGEncなどのソフトを使い、切り張りや画質修正、デインターレースやフォーマット変換する事ができます。フィルターを通しながら、任意のコマの静止画切り出しなんかもできますよ。

AVI Utilのお部屋
TMPGEnc無料版


また、「Power Director」などの市販ソフトを使えば直接MPEG2形式で録画する事もできます。DVDに保存したい場合などは便利でしょう。

録画した物を奇麗にDVDに保存したい場合、まず、一度可逆圧縮のAVIで取り込み、奇麗に編集した後に、エンコーダーソフトでMPEG2に変換するといいでしょう。画質が奇麗な定番MPEG2エンコーダー「TMPGEnc(有料版)」がいいと思います。


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  残る「若干の問題」をクリア

で、最初はうまくキャプチャできていたのですが、時々キャプチャソフトを起動する際にOSが青画面のエラーを出して停止してしまう事がありました。ドライバーやソフトの設定などを何度も見直したり、別のドライバーをインストールしたりと色々と試したのですが、うまくいかず。

半分あきらめかけていましたが、解決方法がみつかりました。面倒ですが、毎回ソフトの起動前に以下のようにする事で青画面を見ることは一切なくなりました。


まず、デバイスマネージャーを開きます。その中で、サウンド関連を開き、「Conexant's BtPCI WDM Video Capture」を選択します。


右クリックして「無効」を選択します。その後すぐに「有効」を選択します。

こうする事で、キャプチャカードを一度再起動できるんだと思います。これで問題なくキャプチャできるようになりました。ただし、Windows Vistaではデバイスマネージャーなどの操作をスクリプト化できないようにセキュリティが強化されているため、タイマー録画などを実行するには、現状、パソコンをつけっぱなしにしておくしかないかもしれません。


  アナログ放送はもう終わっちゃうと言うのに…

つい先日、自作PCでもデジタル放送の録画(キャプチャ)を可能にすると言う、コピーワンスに変わる新しいデジタル放送のダビングルール「ダビング10」に関する緩和措置が発表されました。

でも、録画した番組は録画したパソコンと録画したキャプチャの組み合わせでしかみられないなど、まだまだ現実的な物ではありません。一部の海賊版作成販売業者のために、せっかくのデジタル放送を存分に楽しめないってのは何とも悲しいですよね…

アナログ放送も2011年に終わっちゃう、ってもうすぐじゃないですか(><) 今回のようなビデオキャプチャがうまく手に入っていればいいですけど、実際はなかなか見つからないかも…。ダビング10は今年6月ぐらいから始まりますけど、デジタル放送に完全以降する前に、ダビング10よりもさらに規制の緩和された規格が出てくるといいなぁ…。


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