2007年01月02日


バーチャルコンソールの『へぇ〜』

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任天堂のゲーム機「Wii(ウィー)」で昔のゲームが遊べる機能、それがバーチャルコンソール。でも、この機能の搭載に行き着くまでには、数々の至難の道のりがあったようです…。Wiiでバーチャルコンソールが動く仕組み、エミュレーター技術についてもちょっとだけ解説いたします。


 
  エミュレーターってなんだ?

Wiiで昔のゲーム機のゲームがそのまま遊べる機能、バーチャルコンソールと言います。これって、単に昔のゲームをWiiで作り直したのではなくて、Wiiが昔のゲーム機になりきっちゃってるんです。これをエミュレーター技術と言いまして、昔のファミコンソフトの中に入ってたプログラムそのままをそっくりを持ってきても、Wii上で同じように実行しちゃう事ができるプログラム(ソフトウェア)が入ってるわけです。

そのため、一度専用のエミュレーターをひとつ作ってしまえば、新たなゲーム機用にゲームを一から作り直さなくても良く、昔の資産をより有効に活用できるわけです。しかも、ゲームソフトのプログラム自体は当時のまんまですから(ソフトによっては意図的に一部修正されている場合もあります)、昔使えたバグ技なんかもそのまま使えるわけです(笑)

…、まぁ、その話は長くなりそうなので、今回はこれくらいでおいときましょう(笑)


  バーチャルコンソールは随分昔に開発されていた?

さて、任天堂では、Wiiのバーチャルコンソールに行き着くまでに、色々と試行錯誤を重ねていたみたいです。聞いた話によると、最初にファミコンゲームを動かそうとしたのはニンテンドウ64につないで使う周辺機器の64DD(ロクヨンディーディー)と言う機械でだそうです。この64DD、これ自体が失敗しちゃってます(^^;;;

と言うのも、ニンテンドウ64本体の発売から一年ぐらいまでには発売する予定だったのに、64本体の普及も進まず開発が難航、ちっとも発売できないまま、もうすぐゲームキューブが出ると言う直前になって、やっと発表されたものです。しかも、オンライン限定で小売もされず…。さらに、大幅な利益損失を防ぐための措置として、定員枠をかなりせばめて募集を行ったものの、定員に達することもなく、わずか1年でサービスが終了してしまったそうです。

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ニンテンドウ64用ソフト、エキサイトバイク64では、ファミコン版「エキサイトバイク」がそのまま遊べる。このソフトの中では64DD用に開発されたエミュレーターが動いている模様。ファミコン版エキサイトバイクは、その後ゲームボーイアドバンスやDSで遊べる「ファミコンミニ」でも発売されている。 ファミコンミニ エキサイトバイク (Glep/中古)  ファミコンミニ エキサイトバイク (イーブックオフ/中古)


  64DDの夢はWiiでかなえられる

その64DDでは、大容量の記憶域(64DDのゲームメディアは書き換え可能な磁気ディスクになっています)と、インターネットによるネットワーク接続を生かした、次世代のゲームを数々開発していたそうです。でも、半導体の進歩はとても早く、今ではディスクメディアを使わなくても、大容量のフラッシュメモリー、SDカードなどがあります(^^; あんなちっちゃいSDカードでも、当時の64DDディスク(実はたったの64MBでした;;;)の何十倍も容量があります(苦笑) ちなみにWii本体に内蔵されているフラッシュメモリーは512MBです。

また、64DDでうまくいかなかった、インターネット接続によるゲームの新しい展開は、ゲームキューブでも試みられましたが、そちらも敷居が高く、それほどの普及にはいたりませんでした。そしてその失敗を踏まえ、ニンテンドーDSやWiiでは、とても簡単にインターネットにつなげられる仕組み「Wi-Fiコネクション」を作ったわけです。

と言うわけで、これら、大容量記憶メディアと、ネット接続と言うふたつのハードルを、あらかじめクリアしている機械が、Wiiになります。Wiiの機能により、昔のゲームのダウンロード販売、大容量メモリーへの保存という二つがようやく達成でき、64DDでやりたかった、ファミコンゲームを動かす夢は実現したわけです。他にも任天堂は、64DDで色々な事を始めようとしていたようですが、Wiiは、64DDで実現できなかった事を、色々と始めていく準備がすでに整っています。ここが、すごく楽しみなんですよね〜(*^^*)


  開発したんだから使おう(笑)

64DD向けに開発したファミコンエミュレーターは、その後、ニンテンドウ64用ソフトである初代の「どうぶつの森」や「エキサイトバイク64」などに使われ、またその派生品が、ゲームキューブ版の「どうぶつの森+」「どうぶつの森e+」、ゲームボーイアドバンス用のファミコンミニなどで使われたそうです。(※各画像はクリックで拡大します)

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ゲームボーイアドバンス用として発売されたファミコンミニ「リンクの冒険」。これもエミュレーター技術によってファミコンディスクシステムを忠実に再現している。ファミコンミニは、ニンテンドーDSで遊ぶ事もできる。

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DS版が大ヒットしたどうぶつの森のゲームキューブ版「どうぶつの森+」。森の中で手に入れたアイテム「ファミコン」が、ゲーム中で本当に遊べてしまう。登場するファミコンゲーム数は、このどうぶつの森+がシリーズ最多っぽい。写真は任天堂ホームページでもらえる「麻雀」。どうぶつの森+は、ゲームキューブソフトなので、Wiiでも遊ぶことができます。
 どうぶつの森+ (Amazon.co.jp)


  バーチャルコンソールの可能性は無限大!

Wiiでは、ファミコン以外にもスーパーファミコン、ニンテンドウ64、PCエンジン、メガドライブ、MSX(現在は予定)と言ったたくさんのゲーム機のゲームで遊ぶ事ができます。どれも、それぞれのゲーム機のエミュレーターソフトを搭載しているために実現するわけです。言い換えれば、エミュレーター自体を用意すれば、どんなゲーム機のゲームでも遊べてしまうと言うことです(!)

ただし、ソフトウェアなどの権利の問題もありますし、Wiiの性能が昔のゲーム機よりも数倍高い性能を持っていないと実現できないなどの問題もあります。ですが、それらの問題があっても、これからの発展が楽しみな機能であります(^^)

個人的には、やっぱりバーチャルコンソールのゲームをネット対戦できるようにしてもらって、DSにダウンロードして遊べるようにしてもらいたいです(>v<)/ 後はカセットビジョンと、ぴゅう太あたりをぜひとも(笑) みなさんも、任天堂さんにどんどん要望を投書しよう!(笑)

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