
任天堂次世代ゲーム機「Wii」の公式発表会のまとめ記事、第4回です。Wiiと言えばリモコン型コントローラーが最大の特徴ですが、その次に来るとしたら今回ご紹介の「バーチャルコンソール」かもしれません。バーチャルコンソールは、Wiiでなつかしのゲームなどを楽しめる機能です。
任天堂「Wii」の詳細、概要については、ハードウェア編をご覧下さい。
任天堂Wii公式発表!【ハードウェア編】
| バーチャルコンソールってなに? |
バーチャルコンソールは、過去のゲーム機のソフトをWii上にダウンロードして楽しめる機能。ソフトの購入は、Wiiチャンネルのひとつ「Wiiショッピングチャンネル」で。お支払いにはお店で買ってきた「Wiiポイントプリペイドカード」やクレジットカードが利用できます。ソフトの価格は、500円程度〜とお手ごろ。
一度に全てのゲームが発売されるわけではありませんが、毎月少しずつタイトルが増えていくそうです。では、実際に遊べるバーチャルコンソールに対応した過去のゲーム機には、どんなものがあるのでしょうか?順番にご説明いたします。
| 機種名 | メーカー | 発売日 | Wiiでの 販売価格 |
解説 |
| ファミリー コンピューター (ファミコン) |
任天堂 | 1983年 | 500円程度 | 今日の家庭用ゲーム機ブームは、このファミリーコンピューターから始まりました。当時家庭用ゲーム機は価格が高く、性能も悪い物が多かった中、多くのメーカーが目指していたゲームセンター用のゲームにかなり近い性能を搭載。良質なソフトの充実とともに、大ブレイクしたゲーム機です。 ROMカートリッジで供給されたソフトはとんでもない数が発売されていますので、質の悪いソフトも多数あるのは事実ですが、未だに「はまれる」、純粋に「おもしろい」ソフトがたくさんあります。 後に「ディスクシステム」などのオプションが発売され、ディスクメディアによるソフトも登場。お店に持っていくと新作ソフトに500円で書き換えできるサービスなども展開されました。 |
| MSX | 各社 | 1983年 | 未定 | マイクロソフトとアスキーなどが企画開発し、パナソニック、ソニー、日立など多くのメーカーから発売された比較的低価格なパソコン。 それまで、パソコンの機種が違うと使えなかったソフトを全て共通にしようというコンセプトのもと開発され、MSX2、MSX2+、MSXターボRなど後継機も登場しましたが、基本性能があまりよくなかったためか、パソコンの規格統一にはいたりませんでした。 パソコンとは言え、内部の機能的にはゲーム向けに開発されているため、ゲームソフトが数多く発売され、実質ゲーム機として購入する方が多かったようです。 |
| PCエンジン | NEC | 1987年 | 未定 | ゲームメーカーのハドソンが開発、NECが販売したゲーム機。ポストファミコンを狙い、ファミコンより遥かに高いグラフィック性能を搭載しながら、値段はファミコンとほぼ同価格に抑えています。 搭載されているのは8ビットCPUながら、当時としては異様に速いカスタムCPUを搭載。ハードウェア面での不備をCPUパワーでごりおしするソフトが多数発売されました。 ソフトメディアはコンパクトなカード型ROMカートリッジでしたが、後に「CD−ROM2(ロムロム)」オプションを発売。CD−ROMによる大容量や、CD音声によりゲームの可能性を大幅に広げました。 |
| メガドライブ | セガ | 1988年 | 未定 | ゲームメーカーのセガが、SG-1000、セガマーク2、セガマーク3、マスターシステムと発売した後に発売した16ビットCPU搭載の高機能なゲーム機。 グラフィック能力に優れ、サウンドにはFM音源を搭載しています。ソフトのメディアにはROMカートリッジを採用。 後に「メガCD」や「スーパー32X」と言うオプションも発売され、CD−ROMによる大容量を生かしたソフトも発売されました。 |
| スーパーファミコン | 任天堂 | 1990年 | 800円程度 | ファミコンを作った任天堂が発売したファミコンに代わる次世代機。カラー表現力、動画能力、サウンド能力などを拡張し、計算処理をするCPUもファミコンの8ビットから16ビットの物へとパワーアップ。 スーパーファミコンのグラフィック能力で特徴的なのは、図形の回転、拡大縮小ができる専用チップを搭載していること。これにより、ファミコンではできなかったダイナミックな表現が可能になりました。ただ、サウンド用のメモリーが非常に小さかったため、音質はあまりよくありませんでした。 後に衛星放送(BS)からゲームデータを受信できるオプション「サテラビュー」を発売。月額無料で新しいソフトや体験版などがどんどん送られてくる非常に魅力的なサービスでした。BSラジオ音声連動による、リアルタイムなゲーム大会なども開かれました。 |
| ニンテンドウ64 | 任天堂 | 1996年 | 1000円程度 | スーパーファミコンに代わる次世代機。64ビットCPUを搭載し、ハードウェア制御による3Dポリゴン技術を使用した高度な立体グラフィック表現が可能になりました。 ただ…、発売から数年もの間、ゲームソフトが充実せず事実上あまり売れず、ソフトの数も最終的に少なくなってしまったハードです。 ソフトには名作が多く、「スーパーマリオ64」、「スマッシュブラザーズ」、「マリオパーティー」、「カスタムロボ」、「どうぶつの森」など現在も継続発売されている人気シリーズが生まれたハードウェアでもあります。 |
| どうして過去のゲーム機が遊べるの? |
バーチャルコンソールは、エミュレーター技術により実現しています。エミュレーターは、実際に存在するコンピューターなどを擬似的に他のコンピューター上で再現する技術で、処理能力が元を何倍も上回るコンピューターであれば、事実上どんな物でもエミュレートする事ができてしまいます。
コンピューターの処理は、一番小さい段階まで分解して考えれば、電気が流れる、流れない(実際には電圧の変化)の2種類です。その信号が数え切れないほど集まって、映像や音声などを作り出しています。
通常はハードウェアと呼ばれる機械的な部分が信号を処理していますが、Wiiほどの高速・高性能なコンピューターになれば、過去のゲーム機でどのように信号が変化するかを事細かにプログラムし、ソフトウェアによってハードウェアを再現する事が可能になるわけです。
ゲームボーイアドバンスや、ニンテンドーDSで遊べる「ファミコンミニ」シリーズも、実は内部でエミュレーターソフトを動作させてファミコンゲームを再現しています。ソフトウェアは、ハードウェアと違い、後から変更したり、追加する事が容易ですので、これからもバーチャルコンソールで楽しめる「過去の機種」は増えていくと思います。
さて、次回は、Wiiの最大の特徴「Wiiリモコン」について、詳しくご紹介したいと思います。Wiiリモコンで出来る事とは?Wiiリモコンでゲームはどう変わるかなども検証してみたいと思います。
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